2025年6月上旬退去予定
写真と文章は前回募集時のものですので、現況は内覧時にご確認ください
輝き続ける不朽の名建築
1964。
東京オリンピックの年に建てられたこの建物。
原宿を代表するヴィンテージマンションの1つを担っているこのマンションは、
外観から圧倒的存在感、美しすぎるその佇まいに明治通りを通るたびに思わず見惚れてしまいます。
ビラシリーズの先駆けとして建てられたこのビラ・ビアンカは、当時のアメリカのグラフ雑誌「LIFE」でも紹介されるほど。
その輝きは今もなお健在で、外観はもちろんのことその内部までも色褪せることのない風格を保っていました。
どっしりとしたダークブラウンの無垢材は、より一層この存在感を確固たるものとさせています。
シルエットに沿った間取りは、角が多いため必然的に窓も多くなり、
明治通りの街路樹を写す様は、当時の勢いと輝きと彷彿とさせる風景が広がっていました。
もともと住宅して使われていたようですが、水周りは最小限になっており完全にオフィス向け。
広々とした明るいメインスペース、打ち合わせに使えるサブスペース、洗面浴室ブースを潰して作ったウォークイン収納。
図面と写真を見ただけでも容易に使い方を想像できるオフィスに適した間取りと内装は、明日からでも始動できるでしょう。
そして屋上階へと足を伸ばすと、そこには神宮前の空を独り占めできる空間がありました。
バグダットカフェの給水タンクを連想させるような建造物は、どこか懐かしく物悲しい雰囲気を漂わせています。
2020年のオリンピックに向けて建替え計画があるようですが(時期未定)、
再契約料が発生しないところはむしろありがたいところ。
その時が来るまで、この輝かしい栄光の歴史とともにはじめませんか。