写真と文章は前回募集時の別室(同間取り)のものですので、現況は内覧時にご確認ください
丸くくり抜いたようなデザインと、ぶどうの色使いに妙な落ち着きを覚える。
建物に到着すると、4つドアが並んでいて
A B C Dという小さな切り文字がついています。
それぞれの玄関のアクセント色が違うので、おそらく中の部屋のカラーリングもその通りになっているんだろうなと思いつつ、ラベンダーというよりはぶどうを想像させる色の「D」の玄関を開ける。
もっと奇抜な感じかなと思ったら全然でした。
ブルーグレイの柱や、カンカンカン…と音を立ててのぼる階段のグレイにぶどう色がよく似合っている。
玄関もそうだけれど、ところどころに丸いモチーフがあるので
(まるで玄関の一部をくりぬいて洗面台の鏡にしたみたいになっている)
冷たすぎず甘すぎないバランスのとれた部屋。
いろんな要素が混ざりあって、結果スタンダードにも思える。
キッチンは、なぜ?という配色。
昔のデパートの踊り場みたいな配色、というのが一番しっくり来ます。
この配色も見ているとだんだん好きになってくる…ぶどうマジック。
キッチン右下にはワインの木箱を敷き詰めて収納代わりにしたい。
しっかり料理のできる台所にしたい。ここから運ぶ料理とテーブルは
どんな色合いがいいだろうか、と想像が膨らみます。
カンカンカン…といい音をたてて2階部分にのぼる間も
日差しに包まれる。そして非常にシンプルな空間。
1階部分のぶどうやら丸やらの下りが嘘のようにシンプル。
1F/2Fのインテリアを全く別の物にしてもいい。そういう楽しみがメゾネットの醍醐味です。
1階はヨーロッパ調、2階はエスニック調でもいい。
収納が玄関にしかないので、収納家具の選び方でだいぶん雰囲気が変わるはず。
バルコニー…と思ってあけた2階奥の扉の向こうには物干しが一応あったけれど柵がない…。こりゃあ、室内干しですね。洗濯機周りのスペースを活用して、お気に入りの室内干しスペースをつくっちゃいましょう。
デザイナーズとはいえ築年数が経っているので、そんなに尖った感じがしないのはむしろ長所だと捉えられる。生活する風景がちゃんと浮かぶデザイナーズ。
苗字の頭文字がDなんです!という人も(あんまりいない?)そうでない人もお待ちしております。