敷金・礼金0のデザイナーズ
引き戸の開閉で表情が変わる、遊び心ある住まい。
荻窪の住宅街をてくてく歩くと、どっしりしながらもすっと馴染む外観に出会います。派手さはないのに、ちゃんと気になる顔つき。中に入ると、その印象はさらに濃くなります。コンクリートの天井と無垢の床、白い壁のあいだに、引き戸で切り替わる空間が組み込まれていて、ただ広いだけじゃないのが面白いところです。
この部屋の主役は、間取りの遊び方。11.4帖の居室と4.5帖のベッドルームがつながりつつ、引き戸を閉じればちゃんと気持ちを切り替えられる。しかも中央に中庭が効いていて、室内にいながら外の気配を拾えるのがいいんです。窓の前にいると、閉じたはずの部屋が少しだけ外へにじむ感じ。これ、かなり好きなやつです。
キッチンは白い天板に木の棚が効いていて、見た目も使い勝手も素直。ワークトップの奥行きもあって、料理をする手が止まりません。さらにウォークインクローゼットや水回りがコンパクトにまとまっていて、動線がすっきり。収納に追われず、空間をちゃんと楽しめるのがうれしいですね。
素材を愛でるだけじゃなく、引き戸で暮らし方まで変わる一室です。静かな荻窪で、気分に合わせて部屋の輪郭を少しずつ動かしながら住む。そんな毎日が似合います。





















