開放的なメゾネット空間
玄関を開けた瞬間、ちょっと「おぉっ」という景色に出会えます。
3フロア分程はありそうな天井高の空間に、方々から舞い込む自然光。
どこまでも高く続く壁面に設けられた、様々な高さ、大きさの窓。
そしてそれに紛れ込む(と表現します)、メゾネット上階の床スラブ。
居室の床ともあろうものが、この恐らく3フロア分の天井高を有する大きな空間を前に、あまりにも自然に馴染んでいました。
まるで宙に吊られたような、浮遊する上階空間。
沢山ある各窓は大きすぎないので、室内は至って快適。
明かり取りとしては優秀、でも断熱もできているので、暑かったり寒すぎたりすることもないんじゃないかな。
これって意外に、窓の多いデザイナーズの難点だったりしますから。
様々な高さで設けられた窓は、窓際がちょうどデスクやベンチとして使えそうなものもあります。
椅子と本とコーヒーを持って、その日の気分で移動図書館。
ちなみに窓際全部に本を置いたら、ヨーロッパの図書館みたいになると思います。天井まで果てしなく本が置かれている、あのイメージです。
蔵書が多い人には、是非チャレンジしていただきたいです。